レッツ・トライ

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見出しアイコン ストレッチについて

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はじめに

意志のページでも触れたように、私がストレッチ・運動療法をする時に、 心掛けていることは、「脳から指令を出して、脳に報告を返させる」ことを イメージすることで、その回路に刺激を与え、活性化させる ことです。

といっても「脳に指令を出させる」ということが、私にも解りません。それで私はストレッチの時には ストレッチされている場所を意識するするようにしています。実際それが上手く意識できた時は、力も抜けますし、 呼吸も普通にしているようです。PTさんは「息を吐いてください」といわれますが、私の場合は「息を吐く」ことに 気をとられ、力んでしまうので、「意識する」ようにしています。ガクッと力が抜けてPTさんも驚かれますが、 今では意識して力を抜く事ができるようになりました。

運動療法の時は、体(手や足・目玉・舌等)を動かす前に、絵を頭のなかに描いてから動作する =働く場所の筋肉を意識するようにしています。 頭の中に絵を作ると、動かそうとしなくても、体が動きます。 眼を開けてやると、視覚からの情報がジャマになって集中できないので、軽く眼を閉じて (座位や立位では体が保持できないので仰向けに寝てやります)います。

この運動療法であれば、障害の重い方、運動をすることがマイナスの側面があって医師から制限を受けている方でも 支障が少ないのではないかと思います。直接、手足を動かさなくても、その筋肉を意識して動かそうとするだけで、その神経回路に刺激を 与え、それを修復したり代替箇所を作ったりする脳の働きを促すことが出来るのではないかと考えています。

ピーナッツの写真

多くの人は、私がやってきた「同じことを同じようにして同じ病名の人に同様の効果が現れれば」 科学的に説明できなくても認めるのだと思います。

しかし、変化は「私」でも「ストレッチ」でも「運動」でもなく、その人の「意志」が起こすのです。 変化の可能性が高いから、「やる」のではなく「変化を起こすためにやる」のです。


第三者には確立が問題でしょうが、当事者にとってはそれを自分の身に起こさせることが 全てで、鍵は私ではなく「あなた」にあることを肝に銘じてください。

しかし、病気になれば病院に行って医師の指示に従えば、OK の時代に意志だの、努力だの、毎日の繰り返しだの 何かと気ぜわしい現代人には、ハードルが高そうにみえますが、意志の力を引き出すのは実は簡単です。

ビーダマ

「出来た」というキッカケさえ作ればいいのです。

それでは論より証拠、自分で体験してください。


これは病気や障害の改善を保障するものではありません。
又、行為中の事故・アクシデント等について一切の責任を負うものではありませんので 自己責任に基づき注意して行ってください。

ストレッチについて

意志のページでも書きましたが、ストレッチを私が始めたのは、発病以来ずーと私を苦しめていた異常な身体の重さと 硬さ、プール・リハビリや筋トレを重ねれば重ねるほど身体が疲れ、白旗を揚げようと思った時には、重くて自分の肩よりも高い位置に腕を 上げる事さえ出来なくなっていたので、硬くて・重い身体を柔軟で軽くしたいという思いがストレッチをする理由でした。

「筋肉は使ってやらないと」硬くなるという気がしています。イメージとしては放置されている機械が錆びついて、 動きが悪くなる感じです。特に障害や病気で身体のある部分の動きに制限があって、使いづらいと本来使うべき筋肉の代償 を他の筋肉で行うため、使わない筋肉は痩せて衰えていきます。まるで負の循環のように。

ひまわり

筋肉が固くなると、その中を流れている血液の流れも低下します。血液は細胞に酸素と栄養素を運び、炭酸ガスと 老廃物を運び出します。血液の流れが低下すると酸素と炭酸ガスの受け渡し・栄養素と老廃物の受け渡しも 滞ります。

実のところ、ストレッチがどうして私を劇的に変えたのかよく解りません。上記のようなことを書いていますが、それは枝葉末節で もっと何か別の理由があるように思っています。 例えば細胞レベルでの活性化とか。ストレッチをすると身体が元から元気になるような気分になります。

ただ、ストレッチがどんなやり方でもいいのかというと、違うようです。 ストレッチでもやはり「意識の関与=脳への働きかけ」がポイントのようです。

私がストレッチをはじめて3ヶ月程してから訪問リハビリに来られたベテランのPTさんは 「こんなに硬い身体がストレッチで柔軟になる訳はないし、SCDが改善される訳はない」とお考えでした。私は関節の屈曲や立ち上がりなど 自分ひとりで出来ることはお断りして、ストレッチだけをお願いしました。自分一人で出来る事は時間と回数を重ねてカバーできると 思っていましたので、限られた時間を有効に使うため一人では困難な筋肉のストレッチを強さや長さまで希望を告げ(素人の私が口ばしを 挟む事になるので言う方も言われる方にも葛藤がありましたが、PTさんが大人の対応をして下さいました) 、ストレッチしていただきました。

そして、変化を目の当たりにされたPTさんですらご自信の経験や知識を覆す結果に驚かれています。 ですから、私が「細胞レベル」と書いたのは、誇張ではありません。

お陰さまで勤めていたときには、ショッカー顔といわれるくらい病的に顔色が悪く、鏡に映る自分の顔をみるのが嫌だった私が 色艶まで良くなりました。表情も豊かになり精気を感じるとよく言われます。

ストレッチが歩行動作に表れるには、筋肉の柔軟性だけでなく様々な要素があるようですし 、私の場合には上肢に顕著な神経障害の疾患による筋力の低下と痩せもあって、改善の道のりは遠く曲折があるようです。

しかし、反面自信のようなものも芽生えてきて、ストレッチが万能薬のように思えてきました。 CM 風に言うと「身体を基から元気にする」という奴です。病院で支給される薬は即効性はあるのでしょうが、副作用があり 対処療法的なところがあります。例えば、血圧降下剤という薬は血圧を下げる働きがありますが、 血圧が高い理由を特定してそれを解消するものではありません。ですから殆どの場合が飲み続けなければいけません。

多分程度の差こそあれ、薬とはそういうものでしょうし、医療の現場では医師が、投薬される薬の副作用と 服用しない場合に起こるリスクを天秤にかけ判断されているのでしょうし、ある統計値に基づいて臨床データを安全と判断され 認可されたものが流通しているのでしょうが、統計値そのものが有意水準を設定して判断されているので、当然安全でないという データもあったと解釈するのが普通ですし、何十年にも渡って経過観察されたものではないということと、 全てのケースを想定して行う事が不可能であるという事も知るべきです。

そのテン「ストレッチ」は即効性はありませんが、筋肉を柔軟にするということが、筋肉の収縮を 活性化し、血流を良くし、という風に好循環の連鎖をもたらすように感じています。

健康な人にとってのストレッチはそれほど劇的な変化はもたらさないでしょうが、何かの理由である筋肉を使えなくなった人には 運動療法で神経回路を活性化しながら、その指令に従って動く筋肉を柔軟にするストレッチをセットで行うと劇的な変化を もたらすというのが実感です。


花

 私は「ストレッチ&運動療法」を脳による神経回路の再構築をオンにするという理由で、主体的取り組みの必要性を 説いてきました。結局は同じ事なのですが、ストレッチを安全に効果的に行うために自分でやるのを勧めます。

筋肉は、微妙な心を反映するようです。生理学的には伸張反射と呼ぶようです。筋肉は伸ばそうとすると、自己防衛が働き 伸ばされまいとするようです。理学療法士の方はそれを念頭に、伸張反射を起こさないよう慎重にストレッチされますが、 ある程度、伸張反射はストレッチを受ける側でコントロールできるというのが実感です。

いつもの理学療法士さんが、いつもの手続きと強さでストレッチをしても、される側の私が気もそぞろだったり「今日は体調が悪い」という心理を持っているだけで 力が抜けずに痛みが走ったり、痛みが走るとますます伸張反射が強くなります。

そのテン勢いをつけたり、反動をつけなければ、強弱と長さをその時々の心理状態に合わせることが可能なので、 自分でやることを推奨します。理学療法士の方に手伝ってもらう場合には、そのテンの理解とコミュニケーションをとる事が 重要です。


5つの動作

  1. 両方の目玉を出来るだけゆっくり、意識して右回転します(回数は任意)。左回転します。
  2. ホッペタを舌で出来るだけゆっくり、意識して押します・左右交互に
  3. 瞼を左右交互に出来るだけゆっくり、意識して閉じます
  4. 右の鼻からだけゆっくり息を吐きます(口は閉じ、左の鼻からも息を出さないよう意識します) 左の鼻からだけゆっくり息を吐きます(口は閉じ、左の鼻からも息を出さないよう意識します
  5. 両手の指を絡めて後頭部にあてゆっくり下に引っ張り首の後ろを伸ばします (出来るだけゆっくり、首の後ろが気持ちよく伸びるのを意識します・20秒)

これを続けて下さい。ただし

ここに書いているとおりのことをする必要はありません。この動作を選んだのは、比較的簡単で、 意識するという事が理解してもらいやすいのではないかという理由です。従って、本当はその人のモチベーションを考え、 取り組みやすい動作を考えるべきです。又、件の動作が簡単にこなせるようになったら次の動作を考えてください。 又、5番目のものだけはストレッチを入れています。何故ストレッチなのかと言われると明快なお答えはできません。 ストレッチと運動療法はセットで行うのがいいという体験からとしか言えません。その中でも何故このストレッチなのかと 聞かれると明快なものはありません。これも体験上、「非常に良い」から他のストレッチや運動は時間経過と伴に変えていますが これは変えていません。返事にならない返事ですがそれが理由です。

こんなことがありました。

今年90歳になられる方で、15年ほど前に脳梗塞を煩われて以降、両手に杖をついてゆっくりゆっくり一日二回散歩を欠かさない 人がおられます。ある時、歩行動作や言葉に何時もと違う様子を感じ、ご自宅にお邪魔し、お互いの病気のことやリハビリのことを 話した流れで、上に紹介した5つの動作を話したところ、実行に移されたようで、翌日にお礼の電話を頂き、一週間程してバッタリ お会いした時には、先般のご様子が嘘のような回復に私も驚き、当人も「言われたことを一日に何回もやっていてお陰で調子が良い」と 手を合わさんばかりに感謝され、恐縮しました。 そんな短期間に調子が上向き、まして歩行にまで現れるとは全く予想していなかったので、今でも「たまたま調子 を崩されていただけなのだろう」と5つの動作の影響と考えていないのですが、何れにしろ、「よくなればいい」と思っています。 そんなこともあって、私だけでなく、いろんな人にプラスになると思っています。

健常者にも

私の話を障害の有無に関わりなく、素直に聞ける人には求めに応じて、腰痛や肩凝りのストレッチをアドバイスしています。 流石に健常者には効き目も速く現われますが、追い詰められていないテン、継続が難しそうです。

反面、上に挙げたことが難しい人もおられると思います。大切なのは「出来る」ことではなくイメージすることです。
我々は普段の何気ない行動を意識せずにこなせます。それは脳の学習機能がそうさせているのだと思います

「鍛えている筋肉を意識すると効果が違う」「イメージ・トレーニングを大切にする」 というアスリートの話を聞いたことがおありですか?意識した動作と無意識の動作には 格段の差があることは確かそうですが、それがどういう脳の働きによるものか解明されていないようです。

カプチーノ写真

もし何かのアクシデントでプログラムが失われたり、損傷したのであれば、 脳に一から再構築させることが出来ないのか?「ある時期の脳にだけそれが可能でそれを過ぎると難しい」
という声が聞こえてきそうですが、脳の機能のほんの一部しか解明されていないこと、 脳のほんの一部しか使っていない、ということに可能性を託したいと私は思います。

普通は、脳の学習機能は意識せずに身についたり、生命維持にかかわるような根源的なことは 学習以前にDNAにプログラミングされているのでしょうが、その部分に障害が発生した時の対応まで 脳には準備されているのではないでしょうか?

その万が一の「対応策」が「イメージ=意識する」ということではないかと思うのです。

私はここに上げた程度のストレッチ&運動療法でも毎日続ければ充分に効果はあると思っています。 それを6ヶ月間毎日欠かさず続けてください。そして、その間の自分の身体と心を見つめてください。 きっと発見があると思います。

「ストレッチ&運動療法」では、体重や家具を利用したストレッチや運動療法を紹介しています。 自分の障害や体力・環境にあわせて、アレンジして下さい。

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