突拍子もない仮説

入院中こんな新聞記事を読んで少なからず勇気づけられました。
一つは、脳細胞が新たに生成されることはないというのが定説であったにもかかわらず成人の脳に幹細胞 (いろんな細胞の基らしい)が発見されたとで脳細胞も新たに生成される可能性が出現したという記事。

もう一つは、小脳(歩行のバランスや精緻な作業を司るらしい)に損傷を被った子供が平均台の上を歩くという事を例に、人の脳には どこかが損傷を受けて不能になっても、条件(その条件が思い出せないのですが)が整えば、代替の働きをする場所を作る という記事だったと思います。

脳細胞の樹状突起は使えば使うほど、しかも型にはまった同じことの繰り返しでなく、 新しいことにトライすることで樹状突起は伸び より複雑に絡み合うということを聞きました。

幹細胞が機能する条件・代替箇所を作る条件は私は偶然ではなく、「意識して 働きかけること」だと思います。

私は、意識による継続的な働きかけが、脳細胞の活性化と関係しているのではないかと思います。 代替機能を始めとする脳の働きも、心臓の拍動も、身体の防御活動も、およそ人の生命維持に係わるような働きは 無意識下で行われているようです。人以外の生物もこの部分は、それほど変わりないのかもしれません。 しかし、人はその脳の上に新たな脳の働きを生み出し、他の生物にはみられない目覚しい進化を遂げてきたようです。 他の生物にも見られる脳と人に特有の脳、これをブリッジするものが意識と関係しているのではないか?

私はストレッチの時に軽く目を閉じてストレッチされている箇所を意識します。 そうするとその箇所がフット弛緩するのが解ります。

「筋小胞体カルシウムポンプは、筋収縮のために筋細胞中に放出されたカルシウムを 筋小胞体中に再び取り込むホンプであり、このポンプの活動によって筋肉は弛緩する。」 脚注1.  らしいです。通常、それは無意識下で行われるようです。

意識した継続的な脳への働きかけが、無意識下で行われる作業に影響するのではないかと夢想しているのですが

座位側面 座位側面

最近理学療法士さんに指導されている運動療法でも、最初に言われた時は、自分の手や足の位置や感覚がない私には、 指摘された姿勢や形が全く理解できず、どうすればいいかパニックになっていた私が、どこで感覚や位置を拾っているのか 自分でも解らないのですが、だいぶ形になってきました。これには私だけでなく、理学療法士の方も驚かれているようです。


立位側面 立位側面

写真は、理学療法士さんが変化の様子を確認するため取られたものを、HP公開の資料として提出していただいたものなので 撮影日も不明ですし、アングルも配慮できてません。右側の写真が、座位・立位ともに その理学療法士の方に訪問リハビリを依頼した最初の頃(2004年末〜2005年年明け早々) 運動療法=エクササイズを始める前のものです。 左側が運動療法を取り入れるようになってからのもの(2005年6月頃?)です。


立位背面 立位前面

腰が引けて体重が後ろに残り、それをカバーするのに猫背になって、顎を突き出してバランスをとっていたものが だいぶ修正されてきました。 まだまだ課題は残っています。身体が捻れて左足体重になっているのが立位の姿勢を正面と背面から撮ったもので 解ります。その点も今修正中です。


その点以上に困難な課題があります。それは数ヶ月前から足が乱れて、踏み出した足の着地点が 安定せず、おまけに左足が前に出る時に、右足にぶつかってから出て行くので転倒の恐怖が頭から離れず、 顔が上げられず猫背になって、非常に不安定になって腕をかかえられながらしか歩けないことです。 「病気の進行」ということが頭から離れないのですが、姿勢を矯正することで、それまで身についていた歩行の バランス・タイミングも変更を余儀なくされているからではないかと私は思っています。

意識することと継続することの大切さを私は改めて痛感しています。 言われてする・漠然とする・イヤイヤすることと主体的にすることの間には天と地ほどの拓きがあると思います

私は自分のちっぽけな経験から偶然やラッキーはないと思っています、そうでないと特定の人の周りにだけチャンスがある ことになります。誰の周りにもチャンスはあるのですが、そのチャンスを掴むか・そうでないかは、 そのための準備という「努力をしたか・そうでないか」だと私は思います。

鐘は強く打てば強く響きます。人生もそれと同じではないでしょうか?結果は「やった事」を忠実に反映し、それ以下でも 以上でもないと私は思うのですが。

脚注1.
東京大学(財)高輝度光科学研究センター「カルシウムポンプ蛋白質のカルシウム閉塞機構を解明」 より抜粋させていただきました。http://www.spring8.or.jp/j/press/040701/Ca_pump-3.html