歩行には自分の重心がどこにあるかを感じる事が重要だ。
脊髄小脳変性症のように小脳による協調動作に障害があるものには、この感覚は
特に重要だと私は思っている。
バランスを保持しながら歩くためには、自分の身体の重心がどこにあって、
それを保つために、どう身体を動かすかを実感し、訓練するリハビリ・メニューが重要だ。
そのリハビリは、出来るだけゆっくりした動きを繰り返し行う事がいいようだ。 多分、そのリハビリは皆さんが思っている以上にゆっくりしていて拍子ぬけするに違いない。 地味で、つまらなく思えるだろう。
動作の習得やそれを感じるには、速い動きは適さないように思う。 速い動きは、筋肉を、感覚を、誤魔化せる。 なによりもリハビリをしたような錯覚に陥る。 同じ時間を費やすならリハビリのためのリハビリではなく、動作の改善に結びつくリハビリを! といつも思っている。