2007.9/10 正しい歩行では重心が残っている

理想的な重心移動で歩行が行われた時、重心を 後ろ足(親指の付け根辺り)に感じながら前に進むことになる。

但し、腰が引けるのと重心が残るのは全く違うし、身体が前に突っ込むのとも違う。 常に腰は立っているし、背筋も伸びている。 私の場合には、不安や恐怖を抱くと、腰が引け視線が落ちてしまうし、 四肢だけでなく、上肢まで強張りスムーズな動きを妨げてしまい、歩行は危うくなる。

この点で脊髄小脳変性症の方の歩行リハビリに限らず、歩行リハビリは恐怖感の克服が大きなウエートを占めると思っているが、 経験豊富な理学療法士さんでも、これは伝わらないようだ。

当然と言えば当然だ。 そうなった者にしか分からないし、恐怖感が歩行の障害になっていると実感できるには相応のリハビリ段階を踏むことが必要だ。

ただ、これが実感出来るようになる段階では、バランス保持能力が格段に改善されている思われる。 何故なら、自分の重心の位置を無意識に感じている筈だから。
重心がどこにあるかを感じることが、歩行リハビリの最重要テーマだから。

但し、この感じが分からない人は、それを意識しない方がいい。 歩行がかえって不自然になり、転倒のリスクが高まることになるから。