歩くことに目を奪われ過ぎて、他の事をないがしろにされている方がたくさんおられるように思います。 例えば、歩行では姿勢が非常に大切であると私は思っています。
何故なら、歩行は重心移動の繰り返しだからです。 重心の位置は姿勢によって変わってきます。姿勢によって、重心を前に運ぶ身体の使い方も変わってきます。 理想的なフォームでは、力はそれほど必要としません。
しかし、姿勢の矯正は一時的(当然、期間もリスクも人によって違います) に歩行を、バランス保持を、不安定なものにします。 当然です、姿勢を矯正することで重心の位置が変わりバランスの取り方が変わるのですから。
腰が引けて、俯いた状態でバランスを保ちながら身体を前に運ぶには、 上半身にも下半身にも負担が相当にかかります。 相当な筋力を要しますし、疲労も重なります。
身についた癖を直すには、相当の期間と努力が必要です。 新しい形を身体に覚えこますには、段階的な反復練習が必要です。 リスクも伴います。
リハビリには、同じことの繰り返しの要素もありますが、 繰り返しながら、ステップを変えていくものもあります。 特に、歩行のような機能回復では。
リスクを回避しながら、どんなリハビリをどのように積み重ねるかこれが重要だと思います。 自分の重心の位置を全身の感覚で掴む。 そんなリハビリを積み重ねることが回り道のように見えても 近道なのですが・・・