昨年の夏以降、右手の筋力が急速に衰え、痩せが進行し、
色んな日常生活動作に支障をきたすようになりました。
当初、使いづらい・使わないことによる筋力の低下が原因と考え
負荷の軽い簡単な筋力トレーニングをリハビリ・メニューに取り入れました。
しかし、やればやるほど疲労が蓄積し、筋肉は硬くなり、自分で自分の動きを妨げるような 感覚がありました。最初は、オーバーワークと考え間隔を空けたり、負荷をもっと軽くしたりしてみました。 結果は変わらないどころか、更に拍車をかけるように悪くなりました。
PT(理学療法士)さんの「代償動作が以前より増している」の一言で我に返りました。 筋力の低下に焦り、筋トレの時に無意識に代償に頼り、変な癖をつけたことで、 正常な筋肉の動きを妨げ、動作を難しくしていたようです。
「間違ったリハビリ」でも触れていますが、「筋力をつける」リハビリにたくさんの人が取り組み、 又無条件に賛辞を送られる医療関係者がおられますが、今回私はその功罪を身を持って知り、その改善に 気の遠くなるような時間と労力を注ぎ込む事になりました。
最も大切なことは、これが私の病気に限った特異な事ではないと思えるのです。 つまり、人の身体はどこかに支障があるとそれをカバーするような代償動作をとるようです。 よく引き合いに出されるのが脳血管障害を煩った片麻痺者特有の動作です。 しかし、そんな例を持ち出すまでもなく、片方の膝や股関節に障害のある方はそれをカバーするような 歩行をとります。猫背や手でバランスをとる癖のついた私の歩行は歪な身体の使い方をして、一層歩行を 困難にします。だから歩行訓練も、正しい筋肉の使い方の習得を目標に、アドバイスに沿った 段階的な取り組をしないといけないとこれまで以上に思っています。