指先が思うように効かせられないから指の腹を使う。掌が思うように動かないのでそれをカバー するのにもっと大きな筋肉(肩など)を動員するようになる。 しかし、大きな筋肉で繊細な作業や滑らかな動作が出来るわけもない。 例えると、肩の筋肉を使って箸でモノを掴むようなものだ。
大きな筋肉に頼って、小さな筋肉を使わないと小さな筋肉は衰えていく。 では、使い込む大きな筋肉は鍛えられ、強くなるのか? どうやら本来的な筋肉の使い方をしない代償動作は、色んな歪みを生み出すようだ。 例えば、肩がいかなる動作のときも身構え、最初に始動するようになる。 従って、字を書くときも、物を掴むときも、パソコン操作の時もどんなときも、 肩は異様に緊張し力が入るようになる。
こんな状態で筋トレをしても代償がもっと強くなるだけだ。 今やることは代償によらない本来的な筋肉の使い方を学習することに違いない。