上肢の痩せは、多発根神経障害によるもので脊髄小脳変性症同様、有効な治療法がないと言われています。 しかし、私には使いずらい事・使わないことが筋力の低下・上肢の痩せを増幅させていると思っています。 しかし、これまでも、軽い筋力アップに再三取り組みましたが、却って筋疲労を起こし、更なる筋力低下を招き、 打つ手がないというのが正直なところでした。
しかし、新たな介助を検討する前に今一度不退転の決意でリハビリに取り組む事にしましたが、ストレッチを始めた3年前同様 不安と焦りで一杯です。何よりもやっている事が正しいかどうか下手をすれば却って症状を悪化させるのでは という不安・心細さが頭から離れません。
案の定、それまで使っていない小さな筋肉を使う試みは、想像以上に身体が疲労し、いくら寝ても疲れがとれないだけでなく、 腕は催眠術でもうけたようにロックされ上がらなくなりました。嘘のような話ですが、大きな筋肉を使わないで小さな筋肉を使うという 意識が、大きな筋肉の正常な動きにまで制限を加えたように思えてなりません。 よくなる前の前兆ではないと判断し、発想を転換し、チューブを使った 筋力アップ・イメージトレーニング・鏡を使った運動療法を今試みているところです。
手の改善に取り組み、筋肉や骨格が他のそれと連携の中で成立している事を実感しています。 手の親指と人差し指を動かすほんの小さな動作でも、それを空中で浮かせて行うには、その動きを保持する別の筋肉の働きが必要になります。 更にはその姿勢を保持する別の筋肉の働きが必要になります。今まで使っていなくて衰えてしまった機能を蘇らすためには、 それにまつわる筋肉も同様に衰えている筈ですから、それも又活性化する必要があるようです。 目的の機能の改善のためには一見関係ないと思えるような手続きも必要なようです。 そして日頃使っていない筋肉を使うと想像以上の負担を身体に与えるようです。
いずれにしろ、この肉体的・精神的に辛い状態、試行錯誤はまだまだ続くに違いないし、途方も無い地道な努力の積み重ねが 必須なようです。しかし、 脊髄小脳変性症に備えるだけでなく、こちらの病気にも備え対応しなければいけないと思うと、暗澹としてしまいますが、 私同様自分に突きつけられた過酷な運命を変えようと、改善のための努力を重ねている人がおられる事が支えになっています。
それにしても昨日の午後辺りから左の奥歯が浮き、夕方には右で噛んでも左に衝撃がはしるようになって、 不快な痛みで眠れない状態で朝を迎えましたが、起き上がると痛みは殆ど無く、時間経過と共に違和感も消失しました。 訪問看護婦さんにストレッチを手伝ってもらって、肩と背中がこれまでになく緩んでいる事に気づきました。 改善の前の前兆現象のようでした。